この記事でわかること
- Teams の会議中に文字起こしを始める手順
- 会議の後に文字起こしを見る場所と、ファイルとしてダウンロードする手順
- Teams の文字起こしが使えない主な条件
- 会議の録画ファイルから、ブラウザの中で文字起こしする手順
手順と条件は、2026 年 10 月時点の Microsoft のサポートページと Microsoft Learn の記述にもとづいています。画面の名前は新しい Teams のデスクトップ版のものです。
Teams の会議中に文字起こしを始める
- 会議のコントロールにある「その他のアクション」を選びます。
- 「レコーディングと文字起こし」から「文字起こしの開始」を選びます。
- 会議で話されている言語を確かめる画面が出るので、「日本語」になっていることを確かめて「確認」を選びます。
会議を録画した場合は、文字起こしも自動で始まります。止めるときは、同じ「レコーディングと文字起こし」のメニューから停止します。
話されている言語は、会議中に「トランスクリプトの表示」を開き、「言語設定」の「この会議で話している言語」で変えられます。変えると、参加者全員の文字起こしと字幕の言語が切り替わります。日本語の会議では、最初に「日本語」になっているかを確かめてください。
ライブの文字起こしを使えるのはデスクトップ版の Teams だけです。モバイルアプリでは、会議が終わった後に文字起こしを見ることだけができます。
会議の後に文字起こしを見る・ダウンロードする
- Teams の「チャット」を開き、その会議のチャットを選びます。
- 「まとめ」を選び、「トランスクリプト」を開きます。
- ダウンロードのボタンの横にある矢印を選び、ファイルの形式を選びます。
ダウンロードできる形式は .docx と .vtt の 2 つです。.docx は Word で開ける文書なので、議事録の下書きにするならこちらを選びます。.vtt は発言ごとに時刻が付いた字幕の形式で、動画の字幕として使う場合に向いています。
ダウンロードできるのは、既定では会議の開催者と共同開催者です。組織の IT 管理者の設定によっては、ほかの参加者にも許可されます。文字起こしは開催者の OneDrive for Business に保存され、開催者が削除するまで会議のチャットから見られます。
Teams の文字起こしが使えない主な条件
Microsoft のサポートページには、次のような場合に文字起こしを始められないと書かれています。
- 組織の IT 管理者が、会議の文字起こしをポリシーで許可していない
- 開催者が、その会議の文字起こしを無効にしている
- ゲストとして参加している、または開催者と別の組織のアカウントで参加している
- サインインせずに参加している
- 出席者として参加している(始められるのは開催者・共同開催者・発表者)
出席者として参加している場合は、開催者か発表者に文字起こしの開始を頼めば解決します。組織のポリシーで止められている場合は、利用者の側では変えられません。会議の録画も、Office 365 Enterprise E1・E3・E5 などのライセンスと、IT 管理者が録画を許可していることが前提です。
文字起こしを始め忘れた会議について、私が確認した Microsoft のサポートページには、録画から後で Teams の文字起こしを作る方法は書かれていませんでした。録画ファイルが手元にあれば、次の手順で文字起こしできます。
録画ファイルから文字起こしする
Teams の会議の録画は、開催者の OneDrive にある「レコーディング」フォルダーに保存されます。チャネル会議の場合は、チームの SharePoint の「ドキュメント」内にある「レコーディング」フォルダーです。録画をダウンロードできるのは、既定では開催者と共同開催者なので、出席者として参加した場合は開催者にファイルを共有してもらいます。
Microsoft の説明では 1 時間の録画が約 400 MB なので、Transcriber が PC で読み込める 1 ファイル 2 GB の上限に収まります。Transcriber は、音声を外部のサーバーへ送らずにブラウザの中で文字起こしする無料のツールです。
- 録画のファイル(MP4)を PC にダウンロードします。
- Transcriber の「会議・議事録の文字起こし」のページを開きます。このページでは、発言者ごとに行を分ける話者分離が最初から有効です。
- 言語を「日本語」にして、モデルを選びます。固有名詞や専門用語の多い会議では、Small 以上を選ぶと取りこぼしが減ります。
- 録画ファイルをドロップするか、クリックして選びます。動画から音声を取り出す処理もブラウザの中で行われ、確定した行から順に画面に表示されます。
- 終わったら話者に参加者の名前を付け、同じ人が複数の話者に分かれていれば統合してから、TXT 形式で書き出します。
処理にかかる時間は、PC の性能と選んだモデルで変わります。WebGPU が使える PC では、多くの場合、録画の長さより短い時間で終わります。話者は 8 人まで区別でき、人数は自動で推定するので、話者数の設定は「自動」のままで構いません。
どちらの方法を使うか
Teams の文字起こしが使えるなら、会議中に画面に表示され、会議のチャットにそのまま残るので、手間はこちらのほうが少なく済みます。
録画ファイルから文字起こしする方法は、会議が終わった後にしか使えません。その代わり、組織の文字起こしの設定に関係なく使え、文字起こしのために音声をどこかへ送ることもありません。Teams の文字起こしを始め忘れた会議や、文字起こしが許可されていない組織の会議では、こちらを使ってください。